美容師の働き方

今日はおばあちゃんのお見舞いに行きました。

おばちゃんは今がん(ステージ4)で入院しています。久しぶりに会ったおばあちゃんは、私の知っている姿ではなく、やせ細り元気がなさそうでした。

今日おばあちゃんに会って思ったことは、やはり髪の毛。白髪の細い髪が無造作に伸びていて、「今ここで私がカラーとカットが出来たらいいな」って思いました。

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訪問美容師

以前から訪問美容師には興味がありました。今日改めて訪問介護について調べてみると美容院に行きたくてもいけない高齢者の方や、ケガをしていて動けない方。出産前後の妊婦さんや、小さなお子様など、沢山の方が必要としているサービスだということが分かりました。

訪問美容師とは、一般的にお客さんの自宅に直接伺い、カットやカラーパーマといった施術を行う美容師を指します。これには、個人で独立してやる場合と介護施設などと契約している訪問美容師の会社に勤めて働く場合との二種類あります。訪問美容師としての資格はなく、美容師免許があればだれでもできます。しかし、サロンワークと比べるとやはり大変な部分も変わってきます。

手に職をつけるとこんなにも働き方を選べるんだと実感しました。私はもともと独立したいと思ってここまで来ました。実家が自営業(理容室)だからということも影響していると思います。それはつまり実家を継ぐということ?と思われる方もいるかもしれませんが、私にとって父のお客さんを引き継ぐというのはとてもじゃないけど無理だと思います。そして女として生まれた限り、子供を授かり母親業もしていきたいというのが本音です。両立を考えた時に浮かんだのがフリーランスという働き方です。

フリーランス

フリーランスとは、サロンに場所を借りて自分のお客さんを請け負う人のことを指します。しかしそこには、場所代を借りるお金も発生します。また、薬剤や道具もそのお店のものを使わせてもらう形になるので、完全にフリーとはいいがたいです。フリーランスのメリットは、スケジュールを自分で決めて働けることです。自身に子供が出来たり、生まれた後も割と自由がききます。しかし、自分しか働く人がいないため代わりがきかないという点がデメリットになってきます。また、集客やリピーターをつけることにおいてもお店の力ではなく完全に自分の腕になります。

フリーランスという働き方に魅力を感じていた私ですが、サロンで働かせてもらっている以上、自由じゃないということに窮屈さを感じました。

そこで目を向けたのが訪問美容師です。私の今働いているサロンでは、足が悪くて常時杖がないと歩くことが困難な人がいます。介護をやって見えるお客さんの聞いた話では、髪の毛をきれいにしてもらいたいけど、ベットから動けない方がいるという話も聞きました。容姿を整えること、おしゃれをすることは、年齢を重ねようが病気になろうが関係ない、誰にでもある権利のはずなのに、多くの人がそれをあきらめてしまっているというのが現実です。容姿を整えるお仕事についている以上そういった現実を無視することは出来ませんでした。

これから先私に出来ることが増え、手に職が就いて働き方を選べるようになったとき、多くの人を喜ばせられる美容師になりたいと思います。

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剣道人生から美容師へ
23歳女の美容師ブログ

多くの人から必要とされる存在に
私が一流美容師になるまで。

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